ただの素人芸人 面白い漫才がやりたくてM-1参戦!
今までいくつかブログを書いてきましたが、
全く自分の事を書いてなかったので、ブログ管理人「とーーる」
について書かせていただきます。
目次
小さい頃の夢
僕が小学生の頃、家族みんなで正月番組を見ていた。
「正月といえばお笑い芸人」
僕の中ではそんな認識だった。
当時から、正月番組には多くの芸人が出ていたが、
僕はそこで、「漫才」というものに魅了された。
舞台にはセンターマイク一本。
二人の大人が面白い話しをしている。
お客さんは大爆笑。
もちろん台本はあるのだが、あたかも台本など存在しないようだった。
その話し口調はとても自然で、聞いていると吸い込まれそうな感覚になったのを
今でもはっきりと覚えている。
マイクの前で面白い話しをする。
とてもシンプルだが僕にはとてもカッコよく見えた。
「大人になったら僕も漫才をやりたい」
僕は「漫才師」という夢をもったのだった。
高校生の時出会ったちょっとだけ面白い奴
そんな熱かった夢も、大人になるにつれ、いつの間にか
諦めてしまっていた。
そんな時、同じ野球部に「ちょっとだけ面白い奴」が入ってきた。
それが今の相方だ。
相方は、決して目立つ事もなければ派手な格好をする事もない。
おとなしくて地味だが、話しをするとキラリと光る
「ワードセンス」があった。
誰もが言いそうな事ではなく、ひねった答えを返してくる。
これは簡単そうに思えるが、めちゃくちゃ難しい事なのだ。
僕はそれが大好きで、相方とすぐに仲良くなった。
相方と同じ大学に通い、そこで初めて漫才の真似事をしてみた。
それが楽しすぎて…
「コンビ組んでM-1出ようや!」
『シャカリキ』(コンビ名)が誕生した瞬間だった。
僕は諦めていた夢を、いつしかまた叶えようとしていた。
夢のM-1の舞台
練習に練習を重ね、満を持して挑んだM-1当日。
相方のTシャツには「KING」の文字。
どんだけ意識高いねん!
本番前に思わずツッコんだ。
舞台から見る客席はまぶしかった。
立ち見客を合わせると200人以上はいただろうか。
ついにシャカリキの出番。
夢が叶う瞬間
そして…
信じられないぐらいスベッた…
「あれっ?お客さん0人やった?」
客席は静まり返っていた。
ブーン・・・エアコンの音だけが僕たちを包み込んだ。
まぁ、当然の結果。
でも笑いっていいなぁ…つくづく思う。
人間にしか与えられていない最強のコミュニケーションツール。
今は漫才師ではありませんが、とーーるの夢が少しだけ叶った話しでした。